簡単ダンボールコンポストによる生ゴミ処理実験 2

簡単ダンボールコンポストによる生ゴミ処理実験を始めてからはや二ヶ月。

最近では雨に当たったり、混ぜるのを怠ったりと、非常に雑に管理されている通称ダンポス君。

二ヶ月利用してみてちゃんと処理してくれるのか?
虫とか匂いはどうなのか?

等々、やってみての経過を報告してみます。

 

確かに宇宙が生まれている…感じ

続けていると土が発酵して暖かくなり、

ふっかふか

になるイメージだったんですが、そんなことはほとんどなく(魚を連続で投入した時は少し湿り気を帯びました)ドライな感じです。
だけど生ごみを処理していないわけではないようで、生ごみも入れても入れても満杯になる気配がありません。淡々と処理していらっしゃる様子です。

宇宙とはかくも地味に仕事をしているのか…

と、ダイナミックな展開を期待していた僕としてはやや肩透かしを食らった気がします。

淡々と処理する様子は、なんとなく自分の性格に似ているような気がして、愛着少しがうまれます。
と言いつつ、最近は週に1〜2回しか混ぜてないんですが…

匂い、虫どちらも気にならない程度で、一時期コバエがやや増えたけど、最近はめっきり見なくなり、ハサミムシがちょろちょろ歩いているのを見かける程度です。

*好き嫌い

二人で暮らしているので大した量の生ごみはでないのですが、試しにいろんなものを投入してみました。
卵の殻、玉ねぎの皮、魚の骨、果物、野菜のくず、お米など…

結果、ダンポス君にも、それなりに好き嫌いがあるようです。

魚、果物の皮というような、水分があり、発酵する力を与えてくれるものが好きなようです。
逆に卵の殻や、玉ねぎやニンニクの皮、トウモロコシの芯など繊維質のものは嫌いなようで、ほぼ処理してくれません。
卵の殻はまだしも、せめて繊維質はがんばってほしい…と期待しつつ見守っています。

宇宙にも好き嫌いがある

ということが、今回一番の学びかもしれません。

*これから

結果としては適当にしてもけっこう真面目に働くいい奴だ!
ということがわかりました。

とりあえず続けるだけ続けてみて、段ボールが崩壊したらひと段落にしようと思います。
その土を使って野菜を育ててみたりしたいですね。そこらへんはまたおいおい調べてやってみようと思います。

何か変化があったらまた更新しますが、なにせ淡々とした性格なのであんまり更新は期待できなさそうです。

楠:クスノキ

九州交響楽団のパーカッションの先生が大橋に住んでいるということで、

一年間とにかく習ってみようと、高校を卒業した後に始めた、福岡での一人暮らしは、
 

仕事場や打楽器の練習場所(もちろんサイレント)にしていた近所の公園、

パーカッション、ピアノのレッスンへと自転車で走り回り、
 

休みの日はパトリスジュリアンさんや高山なおみさんの料理の本を開き、

洗濯機がないので手洗いで洗濯をして。

とても貧乏だったけど、なんだかとても楽しかったように思う。

結局その時受けた音大は、あっさり落ちた。

 

住んでいた近所、確か高宮のあたりの線路沿いに、クスノキの並木があった。

仕事の行き帰りに自転車で通れば、そのクスノキ並木がある場所だけ、

空気がぐっと変化するのをいつも感じていた。

山を登っていると、途中からぐっと山の雰囲気に入り込むような。

クスノキがいると、その周辺は植物の世界への入り口が開かれているような感じがする。
 

クスノキにすーっと吸い込まれて、意識が普段よりも高い位置に上昇する。

ほんの200m程度のクスノキ並木は、田舎を離れた自分にとってかけがえのないものだった。
 

コナラ

歩いていたら丁度いい木陰とベンチのある公園を見つけた。
ベンチに座って空を見上げるとコナラ(だと思う)が大きく枝を伸ばして、夏の暑さを和らげてくれている。

靴を脱いで、ベンチに横になってみた。
視界には空と、枝たちしかいない。

どうしてこんなに落ち着くんだろう。植物に囲まれていると。
小さい頃から自然のまま生き生きしている植物たちが、とても好きだった。
植物といると、人として、人と関わる世界を離れる代わりに、人との関わりの中で小さくなっていた自分の存在が立ち現れてくるような気がしていた。

セミが音のドームを作っている。
いつも思うけれど、セミがどれだけ鳴いていてもうるさいとは思わない。

幾百のセミの声が共鳴して、聞こえない周波数で鼓膜や頭蓋を繊細に振動させる。

その振動は心地よく、何も考えられなくしてくれる。

静かな気持ちになっていく。